太宰府天満宮周辺で「ベロタクシー」運行開始
太宰府市の太宰府天満宮周辺で、
環境に配慮した乗り物、ベロタクシー
(屋根付き三輪自転車)の運行が始まった。
「古都・太宰府」の観光客らを対象にしており、人気を集めそうだ。
運行会社は
「車やバスとは違うゆったりとした流れの中で
太宰府の魅力を満喫してほしい」と話している。
ベロタクシーはドイツで1997年に開発された
電動アシストモーター付きの自転車を使った乗り物。
全長約3メートル、後部座席の定員2人、時速約5キロ。
現代版人力車として、観光地で名物となっている。
ベロはラテン語で自転車の意味。
運行会社は太宰府天満宮そばに事務所を置く
グリーンペダル(川口俊二社長)。
基本料金は1人500円(中学生以上)で、
当面は西鉄太宰府駅や天満宮参道付近の
片道約800メートルを走る。
タクシーとして目的地まで乗ることもできる。
30日、第1便の出発を前に運行式を行い、
井上保広市長ら約20人が出席。
市は「太宰府市丸ごと博物館構想」の一環として
呼び物にしたい考え。川口社長は
「太宰府の風景とよく似合う。
市との連携を深めながら定着させていきたい」
と意気込みを語った。
運行は午前9時半~午後5時頃。月曜休み。
問い合わせは同社(092・984・1570)へ。
(2010年6月1日 読売新聞)
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