太宰府で最古の戸籍木簡、初公開 「文字読める」600人感嘆
2012年06月30日
福岡県太宰府市の国分松本遺跡で出土した国内最古の戸籍木簡が16日、
同遺跡近くの市文化ふれあい館で初めて一般公開された。
歴史的な発見を自分の目で確かめようと、歴史ファンら約600人が訪れた。
24日まで。入場無料。
太宰府市文化ふれあい館
戸籍木簡は、大宰府政庁跡北西の河川跡で出土。
長さ31センチ、幅8・2センチ、厚さ0・8センチなど2枚の板。
行政単位の「嶋評(しまのこおり、しまのひょう)」
(現在の同県糸島市や福岡市西区)などの文字のほか、
少なくとも16人分の名前や身分を墨で記載しており、人の異動を記録した帳簿とみられる。
「評」は大宝律令の施行(8世紀初め)以前の地方行政単位であることから、
市教委は685~701年の間の作成とみている。
律令国家体制が整う大宝律令に先駆けて、
7世紀末にすでに戸籍制度が機能していたことを示す貴重な史料だ。
この日は、200人以上が列を作る中、午前10時に一般公開がスタート。
来館者は、市教委文化財課の担当者から文字の意味などについて説明を受けた後、
「ちゃんと文字が読める。こんな良い状態で見つかるなんて…」
などと感嘆の声をあげながら木簡に見入っていた。
福岡県久留米市の簑島恵一さん(48)は
「従来の歴史を変える発見が地元でされたことが誇らしい。興奮している」と話した。
17日以降の公開時間は、午前9時~午後5時(18日は休館)。
問い合わせは同館((電)092・928・0800)。
MSN産経
同遺跡近くの市文化ふれあい館で初めて一般公開された。
歴史的な発見を自分の目で確かめようと、歴史ファンら約600人が訪れた。
24日まで。入場無料。
太宰府市文化ふれあい館
戸籍木簡は、大宰府政庁跡北西の河川跡で出土。
長さ31センチ、幅8・2センチ、厚さ0・8センチなど2枚の板。
行政単位の「嶋評(しまのこおり、しまのひょう)」
(現在の同県糸島市や福岡市西区)などの文字のほか、
少なくとも16人分の名前や身分を墨で記載しており、人の異動を記録した帳簿とみられる。
「評」は大宝律令の施行(8世紀初め)以前の地方行政単位であることから、
市教委は685~701年の間の作成とみている。
律令国家体制が整う大宝律令に先駆けて、
7世紀末にすでに戸籍制度が機能していたことを示す貴重な史料だ。
この日は、200人以上が列を作る中、午前10時に一般公開がスタート。
来館者は、市教委文化財課の担当者から文字の意味などについて説明を受けた後、
「ちゃんと文字が読める。こんな良い状態で見つかるなんて…」
などと感嘆の声をあげながら木簡に見入っていた。
福岡県久留米市の簑島恵一さん(48)は
「従来の歴史を変える発見が地元でされたことが誇らしい。興奮している」と話した。
17日以降の公開時間は、午前9時~午後5時(18日は休館)。
問い合わせは同館((電)092・928・0800)。
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Posted by 太宰府ラブ at 15:04
│太宰府木簡